ades

2011/06/24

マルセル・モースの世界

マルセル・モースの世界はモース研究会から近刊の『モース著作集』全6巻に先だってだされた本みたいです。特に関一敏氏の第4章宗教「コトバとモノ―モース宗教社会学の基本要素」がおもしろかった。

それと岡本太郎との関係なんかも知りませんでしたので、おもしろい一冊でした。


2011/06/05

右手の優越

アインシュタイン、モーツアルト、アル・カポネ、大鵬、ビル・ゲイツ、ウイリアム王子の共通点は何でしょう?

答えは、左利きだということ。
ドイツ人のおよそ15~20%が、左利きだというデータもあるんだそうです。日本人は右利きが多いです。

日本人は、かつては左利き人間に対してネガティブな先入観をもっていました。「左利きは早死にする。」とかどこかの地方で聞いたことがあります。最近まで陰口がささやかれていた時代でした。
左利きであることが、その人の弱点、さらには病気であるかのような認識を持つ者も少なくなかったようです。

昔からの習慣で日本では、左利きを右利きに矯正するのが常でした。最近の研究ではもともと人間は左利きなんだそうです。しかし伝統的に日本では右利き用に物や制度が優先されているから、右利きに矯正をしていた。それで左利きの人を見ると躾がなっていない。という系譜になるんだそうです。
インドを筆頭になんかは握手は右手ですから、国際社会の場でも握手は右手と決まっているようです。

ある新聞の記事では、「学校でも職場でも、自分が好む利き腕で作業する自由があります。かつて、右利きへの強制矯正を試みていた学校でも、右利きの生徒と左利きの生徒が隣同士に座る際は、互いの肘が邪魔にならぬよう、右利きの生徒を右側に、左利きの生徒を左に座らせる配慮を見せるほど寛大になっています。」とのこと。
いろんなところに気を遣っているのが分かります。



このような文献もありますので、ご興味のあるかたは…
書籍とタイトルの題名は同じですが、内容は全くことなります。